道徳の授業

道徳の授業を私がするならどのようなモノをしたいか書きたいと思います。
私が道徳の授業でやりたい授業内容は、障害者疑似体験です。
実際に6月に教育実習で道徳の授業を1時間受け持ってきました。中学三年生で、道徳の教科書を使って授業を行いました。教科書のイラストを拡大コピーしたり、要点をクイズっぽくしたりして楽しく盛り上げようとしましたが、実際に授業をしてみるとつまらなそうにしている生徒や寝てしまっている生徒が多く、私の質問に反応してくれる生徒は数人でした。やはり、生徒が自主的に活動できる授業をすべきだと体感しました。
また、学校の授業では障害について学ぶ機会があまりないので、道徳や学習活動の時間を利用するのがよいのではないかと思います。そして、実際に小学生のときに道徳の授業で障害者疑似体験をやったことがあります。二人ずつペアになって目隠しをしたり、足に重りを付けて歩いたりしまた。想像以上に怖さを感じたのを覚えています。いつも使い慣れている教室や階段のはずなのに、目の前が真っ暗で何も無いのは分かっていても、壁にぶつかるような気がしたりして少し動くのにも凄く勇気が必要でした。ペアの人の誘導の仕方が悪いとすぐに転んでしまい、大変でした。障害者の気持ちも分かり、サポートする人の大変さも体験することで良く分かりました。
道徳で学ぶものは教科書で勉強するというよりも、実際に体験した方が自主的に学び体感し、様々なことを知ることが出来ます。そして、自分自身で感じて得たことは一生自分の為になるので人生にも役に立つと思います。こういった理由からも道徳の授業ではなるべく生徒が自主的に活動できるような体験学習にすべきだと思います。そして、学校で学ぶ機会が少ない障害者について学ぶ授業をすべきだと思います。例えば、事前に障害の種類について自分達で調べさせたり、障害者と交流などをして気持ちを知ったり、介護のやり方を学んだり、実際に疑似体験をしてより障害者の身になって気持ちを理解し、障害者への理解を深める授業が必要だと思います。介護の種類を調べたり、介護のやり方を学んだりということはやろうと思えば大人になってからでもできると思います。しかし、障害者疑似体験は授業でもなければこのような体験をすることはないのではないでしょうか。