+4 走査型顕微鏡観察
★実験日 11/16(木) ★天気 雨
★気温 16.5℃ ★湿度 72%
【走査型電子顕微鏡による繊維表面観察】
■目的
ミクロの世界での繊維の表面を観察し、繊維の作りを知る。
繊維の種類による作りの違いを比べる。
自分自身の髪を観察し、状態を知り、改善対策をたてる。
■実験方法
*試料*
羊毛(メリノ羊)、 綿、 新合繊(シルク様)、 人毛
*観察項目*
試料をSEM装置に入れ、観察する。
*方法*
Ⅰ.頭髪試料作成
①頭髪を切り取る
②アルミ製の試料支持台に両面テープを張る。
③両面テープの上に切り取った頭髪を接着させる。
④この試料をイオンスパッタ装置に入れ、30分ほど減圧乾燥する。
⑤30mAの電圧で1分間放電する。(金を蒸着させる[約100A])
⑥空気を入れて常温にし、資料台を取り出す。
※これを《イオンスパッタリング法》と言う!
Ⅱ.SEM観察
HT READYのランプが表示されているのを確認する。
※ランプON:高真空状態を表す
〔観察したい試料に交換する〕
①HT がOFFになっているか確認する。
②VENTをONにする。⇒鏡筒に空気を入れる。
③試料ステージを引き出し、観察する試料を設置し試料ステージを閉じる。
④EVACのスイッチをONにする。⇒鏡筒を高真空にする。
⑤HT READYが表示されるまで待つ。
〔観察〕
①大 小 のスイッチで拡大縮小をして見たい大きさにする。
②装置の左側にある棒を動かし画面に観察したい部分を中心にもってくる。
③SP1→SP2→SP3のスイッチでスキャンするスピードを序所に遅くし、はっきりと映し出す。
④SP1の手前にある丸いボタンを回し、コントラストを調整する。
⑤オートのスイッチを押し、映りを綺麗にする。
⑥「これで完成!」と思ったらPRINTのスイッチを押してプリントアウトする。