12−12織物
織物(Woven Fabric)とは・・・
径糸(たて糸)と偉糸(よこ糸)とがお互いに交差して
出来上がった布構造物である。
☆織物の三原組織☆
平織 (Plain weave)
たて糸とよこ糸が1本ずつ交互に上下の位置を変えながら交差している。
<特徴>
布は平滑で、糸の浮きの長さが少ない。
地締めが良いので薄地のものが作られる。
耐久性が良い。
<例>
チャラコ、ブロード、タフタ、羽二重
斜紋織 (Twill Weave)
布面に連続した斜め方向のうね(綾線、斜紋線)のある組織。
<特徴>
平織より光沢に富む。
交差少ない。⇒地質が厚く柔らかい織物を得られる。
拘束性がゆるい。⇒しわになりにくい。
目をつめて蜜に織れる。⇒埃の侵入を防げる。
通気性少ない。
保温性高い。
<例>
デニム(うねが左上がり)、ギャバジン、サージ、ツィード
朱子織 (Satin Weave)
非常に交差の少なく、また分散した状態で織ったもの。
<特徴>
長く連続して布表面を覆う⇒滑らか、全紋織より光沢有、しなやかな地含
糸ずれしやすい⇒強さは弱く、浮き糸の直角方向=摩擦に弱い
折り目、しわが目立ちやすい
<例>
サテン、高級毛織物のドスキン、裏地、装飾服地