+1中学校見学レポート

■授業内容■
調理実習『幼児のおやつを作ろう』


生徒の活動・様子
●プリントを持参
●先生を見て聞く
数人:私語
数人:エプロン・三角巾無い
●役割分担
●器具、材料集め
●分からないことを質問
●作り始める
1人:作業しない
●グループによってつかう器具や作り方が異なる
●作り終わった班から食べる⇒片付け
●プリント記入
・材料、作り方、感想
作り方は1人1人異なる
●説明を聞く


教師の活動・様子
●事前にプリント配布
●説明・注意
私語する生徒:名前で注意
服装の悪い生徒:注意なし
●エプロン着用チェック
●質問に答える
●材料作り
作業をしない生徒:話す
●回覧
●片付けている班に指導
●プリントの提出の説明
●ゴミ捨ての指示を出す


授業のポイント
☆自分で考え活動させる
☆要注意事項は事前板書
☆このクラスはエプロンを持ってくるようになった人が多い為に注意しない
☆エプロン忘れは授業点に影響する
☆自分たちで考えさせる
☆明るく話しかけ、(〜してきたら?)とアドバイス
☆やり方を縛らないことで自主的に活動させることが出来る
☆コンロの下まで細かく点検する
☆その場で提出でなく、今日中にまとめて提出させる


■感想■
 私は先生が生徒の自由を尊重して授業を行っていることに非常に驚きました。
 例えば、プリントで作り方や材料は書いてあるけれども、使用する調理器具や細かな作り方は書かれていない為に、ゼリーを作る手順や固め方、クレープの焼き方等が各班で異なり、自分たちで考えて行うとこんなにも違いが出てくるのかと目を疑ってしまいました。
 今まで授業の構想を練る段階では、教える内容のことばかり考え、クラスの特徴に合わせて授業の構成を考えるということを忘れていました。生徒も1人1人性格が異なり、クラスにあった授業方法を取ることも大切であると実感しました。これからは教える対象の特徴も考えた上で生徒の個性を尊重した授業を構成していけるよう心がけたいと思います。
また、調理器具がすべて先生から見える部分に配置させていました。これは、「1班ずつ調理台の下に入れてしまうと、清潔に保つのが大変である上に数の確認がしにくいから」ということでした。すべてまとめて管理することは清潔面、数の確認のためだけではなく、生徒に自分たちで話し合い、相談して使用するということ、協力性、コミュニケーション能力も高める効果があると考えられます。とても素晴らしいことだと思います。あるものをそのまま使用するのではなく、どうしたらよりよく活用できるのかということも大切なのだと感じました。
今回の授業見学で実際の授業で大切なことを沢山学ぶことが出来ました。本当に良い経験になったと思います。
この経験を生かして、教育実習に望みたいと思います。


■先生からのアドバイス
☆安全面でよく指導する。☆ミシンの使い方は分かるように。☆声は大きく。
☆専門知識を身に付けるべきだ。☆アクセサリーは身に付けない。
☆教師がやらないと思う行為をすることもあるので良く準備をする。
☆大変だが多くの人と話せ、成長をみられるやりがいのある科目である。