3−3衣服を長く活用するには

 よごれにはブラシで取れる汚れと取れない汚れがあります。よごれは衣服の表面に着きます。この状態であればブラシで落とすことが出来ます。しかし、表面に着き、糸と糸の間に入ってしまうと、ブラシで落とすことはできず、洗濯をしなければならなくなります。
 洗濯しなければならない汚れにも水に溶ける水溶性の汚れと水に溶けない不溶性、脂溶性の汚れがあります。水溶性の汚れには“汗、泥はね、・・・”などがあり、そして、不溶性の汚れには“泥、排気ガス・・・”、脂溶性の汚れには“皮脂、油・・・”などがあります。
そのよごれの種類によって洗い方を変えないといけません。水溶性の汚れは落としやすい汚れですが、そのまま長時間置くと、水に溶けなくなったりするので、汚れが着いたらすぐにとりましょう。不溶性の汚れは・・・落ちない?なんか黒ずんでしまうそうです。脂溶性の汚れは石鹸・洗剤を使うか、有機溶剤を使用しましょう。汚れにあった洗濯方法を行いましょう。
 また、衣服の種類によっても洗濯方法が異なります。例えば、綿は汗や水を吸収しやすく、洗濯や漂白は容易にできるが、乾きにくくしわになりやすい。ウール(毛)は吸収性・保温性があり暖かい。しかし、アルカリに弱く、水に濡れると繊維が絡み合いフェルト化し、縮む。シルク(絹)は、吸収性は良いが、日光などで変色しやすく、アルカリに弱い。アセテートは酸化窒素ガスで変色したり、除光液などで溶けたりする性質がある。この様に繊維によって異なった性質を持っているので性質に合った洗濯方法を行わなければならない。
 汚れの種類・繊維の性質を考えてよりよい洗濯方法を行い、衣服を長持ちさせましょう。


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