4-4絹とは

 絹は蚕が吐いた繊維です。
 蚕は首を∞の字に振りながら糸を上に向かって吐きます。
図1 図2
 絹はセリシンとフィブロインで構成されています。
 セリシンはお湯でとけて、絹として使われるのはフィブロインの部分になります。
フィブロイン繊維はフィブリルが集まってできており、フィブロインはミクロフィブリルが集まってできたおり、ミクロフィブリルはフィブロイン分子が集まったものです。
 よって、フィブロインはフィブロイン分子によって構成されているのです。
 絹繊維の特徴としては絹は硬すぎず、ー柔らかすぎず、豊かなドレープ性がある。
 吸湿性がよい(−OH、−NH2、−COOH等の親水基が多い)。
 多くの染料で染め易い。
 光沢、風合いがよい。